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その腰・足のツラさ、坐骨神経痛じゃないかも!?
このような症状でお困りではありませんか?
・20、30分歩くと、足がしびれる
・デスクワークや運転で腰痛が悪化する
・お尻周りの痛み、しびれが気になる
・動き出すと腰が痛む
こんにちは!L.A.整体・整骨院 前橋院です!
「腰痛」はよく耳にする症状ですが、原因となる疾患は複数あることは知っていますか。
整骨院・整体院でお身体を改善していくためには、症状に合った正しい治療を受けていただくことが非常に大切です。また、患者様自身が自分の症状について理解し、ご自宅での正しいケアを行ったり、悪化につながる動きを避けたりすることも重要です。
「自分の腰のツラさの原因が、実は違う疾患だった…」という場合には、回復が遅くなってしまうかもしれません。
このブログでは、読んでくださっている皆様が腰の症状への理解を深め、適切な治療を受けていただくことを目的に、よく耳にする「坐骨神経痛」と「坐骨神経痛に似ている疾患」についてまとめました。
<坐骨神経痛について>
- 坐骨神経痛の概要
坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで生じる痛みやしびれを指します。「坐骨神経痛」というのは特定の疾患名ではなく、何らかの原因によって引き起こされる症状の総称です。痛みは腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて広がることが多く、日常生活に支障をきたすことも多いです。
- 坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛の典型的な症状として、以下のようなものが挙げられます。
- 痛み:腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけての痛み
- しびれや感覚異常:皮膚の感覚が鈍くなる、または過度に鋭くなる
- 筋力低下:歩行時に力が入りにくくなる
- 姿勢や動作による変化:前かがみや座位で痛みが悪化する、歩行で軽減することがある
- 長時間の座位で悪化:特にデスクワークや長距離運転の際に症状が出やすい
- 坐骨神経痛の主な原因
坐骨神経痛の原因は多岐にわたりますが、代表的なものは以下のとおりです。
(1)腰椎椎間板ヘルニア
腰椎の椎間板が突出し、坐骨神経を圧迫することで痛みが生じます。20〜40代に多い原因であり、全坐骨神経痛の約90%を占めるとも言われています。
<特徴>
- 若年層に多い
- 急性発症が多く、重い物を持ったり、無理な動作をしたりした際に痛みが出る
- 長時間座ると悪化しやすい
(2)脊柱管狭窄症
加齢により脊柱管(神経の通り道)が狭くなり、神経が圧迫される疾患です。
<特徴>
- 50歳以上に多い
- 歩行時に痛みが増すが、前かがみや座ると改善する
- 片足だけでなく両足に症状が出ることもある
(3)梨状筋症候群
お尻の深部にある梨状筋が硬くなり、坐骨神経を圧迫することで痛みが出ます。
<特徴>
- 長時間座ると悪化(デスクワーク・長距離ドライバーに多い)
- 腰椎には異常がないが、お尻の痛みが強い
- ストレッチやマッサージで改善しやすい
(4)その他の原因
- 変形性腰椎症(加齢による腰椎の変形)
- 筋肉の硬直(運動不足・長時間の同じ姿勢)
- 糖尿病などの神経障害(高血糖による神経の損傷)
<坐骨神経痛の類症>
坐骨神経痛は腰から足にかけての痛みやしびれを伴う症状ですが、類似した症状を引き起こす疾患がいくつか存在します。それらを適切に区別し、適切な治療を受けることが重要です。
坐骨神経痛と間違われやすい疾患について、表と個別の説明にまとめましたので、ご自身の症状と比較しながら読んでみてください。
初めに、簡単に表にまとめたものを見てから、気になった症状について説明をご覧いただけると、症状について理解しやすくなっています。
疾患名 |
原因 |
症状 |
坐骨神経痛との違い |
腰椎椎間板ヘルニア |
椎間板の突出による神経圧迫 |
片側の足の強い痛み・しびれ、前かがみや座位で悪化 |
坐骨神経痛の主な原因のひとつ。腰痛を伴いやすい |
脊柱管狭窄症 |
加齢による脊柱管の狭窄 |
歩行時に足がしびれ、前かがみになると楽になる(間欠性跛行) |
高齢者に多い。両足に症状が出ることもあり、歩行時の悪化が特徴 |
梨状筋症候群 |
お尻の筋肉(梨状筋)の硬直による神経圧迫 |
お尻の奥の痛み、長時間座ると悪化、歩行やストレッチで改善 |
腰痛はほぼなし。デスクワークや運転が長い人に多い |
仙腸関節障害 |
骨盤(仙腸関節)の機能障害 |
片側の腰やお尻に痛み、脚を組むと悪化 |
腰をひねると痛みが強くなる。関節が原因であり、神経の圧迫とは異なる |
閉塞性動脈硬化症(PAD) |
動脈の狭窄による血流障害 |
歩くと足が痛くなるが、休むと改善。足が冷たい・蒼白 |
神経ではなく血流が原因。足の脈が弱い・冷たいなどの血流異常が特徴 |
変形性股関節症 |
股関節の軟骨がすり減る |
股関節の可動域制限、歩行時の痛み、脚を外側に開くと悪化 |
股関節の動きが悪くなることが特徴。しびれよりも関節の痛みが中心 |
筋膜性疼痛症候群(MPS) |
筋膜や筋肉の硬直 |
圧痛点(トリガーポイント)に強い痛み、姿勢の変化で悪化 |
神経ではなく筋肉が原因。ストレッチやマッサージで改善しやすい |
糖尿病性神経障害 |
高血糖による神経障害 |
足のしびれや感覚異常(熱さ・冷たさを感じにくい) |
左右対称のしびれが特徴。腰やお尻の痛みは少ない |
1. 坐骨神経痛の類症とその違い
(1)腰椎椎間板ヘルニア
<症状>
- 腰痛を伴う
- 片側の足に強い痛みやしびれ
- 前かがみや座った時に悪化
- せきやくしゃみで痛みが増す
<原因>
- 椎間板の髄核が飛び出し、神経を圧迫。
- 重いものを持つ・急な動作・長時間の座位がリスク要因
<違い>
- 坐骨神経痛の主な原因のひとつであるが、すべての坐骨神経痛がヘルニアによるものではない。
- 若年層(20〜40代)に多い。
(2)脊柱管狭窄症
<違い>
- 高齢者(50歳以上)に多い。
- 歩行時の痛み(間欠性跛行)が特徴。
<症状>
- 歩くと足がしびれ、休むと改善
- 両足に症状が出ることもある
- 前かがみになると楽になる
<原因>
- 加齢や骨の変形により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される。
(3)梨状筋症候群
<違い>
- お尻の筋肉が原因で坐骨神経が圧迫される。
- 腰椎に異常がない。
<症状>
- お尻の奥に強い痛み
- 座ると悪化し、歩行や軽いストレッチで改善
- 足のしびれも出るが、腰痛は少ない
<原因>
- 長時間の座位(デスクワーク・運転)。
- お尻の筋肉の硬直。
(4)仙腸関節障害
<違い>
- 骨盤の仙腸関節が原因で、坐骨神経の痛みと似た症状が出る。
<症状>
- 片側の腰〜お尻にかけての痛み
- 座位・歩行で痛みが増す
- 脚を組むと痛みが悪化
<原因>
- 骨盤の歪み、出産後の変化、転倒。
(5)閉塞性動脈硬化症(PAD)
<違い>
- 血流障害が原因で、神経の圧迫ではない。
- 脈が触れにくくなる。
<症状>
- 歩くと足が痛くなるが、休むと改善
- 足が冷たく、皮膚が蒼白
- 長時間の安静で痛みが悪化
<原因>
- 動脈の狭窄・閉塞。
- 高血圧・喫煙・糖尿病がリスク要因。
2.主な違いのポイント
A.神経が原因か、血流や関節が原因か
-
- 坐骨神経痛・ヘルニア・脊柱管狭窄症・梨状筋症候群は「神経の圧迫」が原因
- 閉塞性動脈硬化症(PAD)は「血流障害」が原因
- 変形性股関節症・仙腸関節障害は「関節の問題」が原因
- 糖尿病性神経障害は「代謝異常による神経障害」が原因
B.症状の出方
-
- 坐骨神経痛はお尻から足にかけての痛みが多く、しびれが主症状
- 脊柱管狭窄症は歩行時に悪化し、前かがみで改善
- 梨状筋症候群はお尻の奥の痛みが中心で、ストレッチで改善
- **閉塞性動脈硬化症(PAD)**は足の冷えや皮膚の色の変化が特徴
- 変形性股関節症は股関節の可動域制限が強い
C.左右対称性
-
- 坐骨神経痛・ヘルニア・梨状筋症候群は通常片側に発症
- 脊柱管狭窄症・糖尿病性神経障害は両側性の症状が出やすい
<まとめ>
坐骨神経痛と類症は症状が似ているが、原因や治療法が異なるため、正しい診断が必要です。中でも、ヘルニア・脊柱管狭窄症・梨状筋症候群は坐骨神経痛とよく間違われます。
それぞれの違いを理解することで、適切な治療を選択できます。
特に、神経が原因か、それ以外の要因(血流・関節・代謝異常)かを見極めることが重要です。
- 神経の圧迫が原因なら、整骨院での「骨格矯正・ストレッチ・電気治療」が有効
- 股関節や仙腸関節が原因の場合は、整骨院での「関節の調整・運動療法」が有効
- 血流障害(PAD)や糖尿病性神経障害の場合は、医療機関での検査が必要
LA整骨院では、骨格矯正・電気治療などを用いて症状の緩和を目指します。当院での治療の流れについては、下にまとめたものをご覧ください。
一言で「腰痛」といっても、このように様々な症状があり、初期の症状の出方・感じ方も人それぞれです。腰周りに違和感を感じたら、ぜひ早めに当院までご相談ください。
参考文献
- Frymoyer, J. W. et al. (1983). The role of disc degeneration in the etiology of low back pain. Spine.
- Valat, J. P. et al. (2010). Sciatica. Best Practice & Research Clinical Rheumatology.
- Fishman, L. M. et al. (2002). Piriformis syndrome: Diagnosis and treatment. American Journal of Physical Medicine & Rehabilitation.
- Kreiner, D. S. et al. (2013). Evidence-based clinical guidelines for interventional techniques in the management of chronic spinal pain. Pain Physician.
- Shiri, R. et al. (2010). The effectiveness of exercise therapy for sciatic pain. Spine.
- Hahm, S. C. et al. (2017). Effects of spinal manipulation on pain relief and disability in patients with sciatica. Journal of Chiropractic Medicine.
- Norgren, L. et al. (2007). Inter-Society Consensus for the Management of Peripheral Arterial Disease (TASC II). European Journal of Vascular and Endovascular Surgery.
- Vleeming, A. et al. (2008). The function of the sacroiliac joint in stability and movement. Spine.
当院での治療
骨盤の歪みは普段の姿勢とも大きく関係があるため、ご自宅でストレッチや体操などを継続して行っていただくことは、大変有効です。しかし、間違った力のかけかたをしてしまったり、必要以上に強い力で行ってしまったりして、筋肉や筋を痛めてしまえば本末転倒。
骨盤の歪みからくる腰痛は、一度良くなってもなかなか治りづらいものです。骨格の歪みの再発防止策を、患者様の生活スタイルを踏まえてご提案させていただければと思っております。
L.A.整体・整骨院 前橋院・前橋大渡院で行う施術の流れ
①丁寧な問診と検査
一般的な治療院では、患者様のお話をサラッと聞き、そのままササっと施術に入ってしまう院も少なくないと聞きます。
しかしL.A.整体・整骨院では、症状とお悩みに合わせた最善の解決策を見つけるために、施術に入る前にヒヤリングと検査に、しっかりと約30分前後の時間をかけております。
これにより治らない腰痛の原因を見逃すことなく、腰痛の原因となっている部分に適切にアプローチできるようになるのです!
②ご説明
全てをお任せしていただくことは嬉しいことですが、どんなに素晴らしい治療でも悪化させる要因があれば繰り返してしまう可能性は高くなります。ですのでまずは、ご自分のお体の状態を知っていただきます。理由は「施術家」と「あなた」が一緒に良くしよう!と思えない限り改善の効果は見込めないからです。
③施術
長年の経験と施術の積み重ねによりLA整体・整骨院が作り上げた独自の骨格矯正で、身体の土台となる骨盤や骨格を綺麗な状態に整えます。特に痛みの原因となりやすい骨格や骨盤の状態を整えることで、身体に余計な負担がかかることなく、身体全体の血行なども改善され筋肉も柔らかくなります。これにより元の痛みが取れるだけでなく、痛みが再発しにくいお身体を手に入れることができるのです。
④症状ごとに合わせた電気治療をご提案
来院された際は痛みが強く、筋肉にも炎症を起こっている場合がほとんどです。
LA整体・整骨院では、患者様の症状に合わせて使える電気治療器をご用意しております。症状に合わせた適切な電気治療により炎症を抑え、筋肉にも柔軟性を取り戻していきます。これにより筋肉の炎症が抑えられ、痛みが一気に引いていくことが分かると思います!
⑤施術後の変化を確認
LA整体・整骨院の施術では1回でも大きく変化が出ることも珍しくありません。
施術後には、患者様と一緒にどれくらい状態が変化しているのかをチェックしていきます。
⑥お身体の状態説明と、今後の治療計画のご提案
一通りの施術が終了しましたら、最後に施術後のお身体の状態変化の具合を踏まえたお身体の状態の説明をさせて頂きます。
さらに今後の施術の見通しや通院計画なども分かりやすくご説明させて頂きます。
L.A. 整骨院 整体院
前橋院:前橋市南町4-7-7 Tel:027-370-4976
前橋大渡院:群馬県前橋市総社町総社1123-1 Tel:027-254-1154
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