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整骨院での肩のインピンジメント症候群について 施術編
こんにちは。
最近は突然の大雨が降ることが増えましたね。気温の変化が大きいので体調管理には気を付けましょう。
今回は前回の続き(https://laseikotsuin.com/blog/520/)の肩のインピンジメント症候群に対する施術について書いていこうと思います。
前橋で四十肩・五十肩の原因が知りたい方へ
肩周辺のアンバランスな筋力
前回と重複するところもありますが、肩周囲の筋力のアンバランスによるものです。筋肉の種類で言えば大きな筋肉(アウターマッスル)では大胸筋、三角筋などです。小さな筋肉(インナーマッスルも含める)で言えばローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)、下後鋸筋、小胸筋などが当てはまります。どれか一つが悪いということはなく、併発していることがほとんどのようです。L.A.整骨院 前橋では検査を行うことでどの筋肉が低下して、どの筋肉が緊張しているかを確認しています。筋力の調整には手技療法(当院では筋出力コントロール・筋膜リリース)と簡単な運動療法を行うことがいいと思います。
また整形外科などで注射などは効果はあるかと言う質問を受けることがありますが、急性期(特に炎症などで痛みがある場合)は効果がありますが、運動の効果よりも優れるとは考えにくいと言う文献もあります。
体幹のアウターマッスルとインナーマッスルの低下・アンバランスな筋力
こちらも少し前回と重複しますが、体幹の筋力が低下すると肋骨の動きが制限されることと肋骨が上に上がりやすくなるため肩甲骨の不安定にする影響が出やすくなります。
筋肉でいうと腹横筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、下後鋸筋、前鋸筋、広背筋などです。同じようにどれか一つの低下は考えにくく併発している可能性が高いと考えられます。
また気づきにくいこととしてお腹の筋肉・体幹も手に利き手があるように、お腹の筋肉・体幹にも使いやすい方と使いにくい筋肉があります。この左右差が原因で肩の不安定さにつながります。
前橋市のL.A. 整骨院 での肩の動きの再教育
肩の痛みが強くなるとどうしても可動域が低下します。そうすると本来動かしていた動作を忘れてしまったり、強い筋肉が引っ張ってしまうことで肩のバランスが悪い状態で動かすので痛みが出てしまいます。
肩全体の筋力が安定していても動きの再教育を行わないと痛みが落ち着かないケースは多々みられますので、体全体の運動連鎖を確認することが大切になります。
肩を柔らかくしたり休ませても痛みが落ち着かない場合は運動の連鎖か癒着が原因の可能性が高いと思われます。
またインピンジメント症候群の再発原因として肩板損傷の修復も大切になります。肩板・ローテータカフの機能改善は大切になることが報告されているので、再発予防まで考えると必須であると考えられます。
参考文献:https://www.jstage.jst.go.jp/article/katakansetsu1977/30/3/30_495/_pdf/-char/ja
癒着の排除
動きの再教育でも書きましたが、動きが少なくなることで代謝が低下し癒着が起きる可能性が高まります。癒着とは簡単に言うと、くっついてはいけない組織同士が修復の工程でくっついてしまうことです。近年、筋膜リリースという施術方法が使われていますが、基本は癒着を剥がす施術がこれにあたります。
筋膜リリースについてはこちらのサイトをご確認ください。http://www.triggerpoint.jp/about/index2.php
物理療法
物理療法も有効な施術になります。特に急性期から回復期には効果が高くなります。治療器により効果は異なりますが筋肉を緩めるもの、EMSなどで筋機能をあげるもの、炎症を抑えるもの、組織回復を早めるものなど様々です。長期の効果を認める文献はあまりないので、症状に合わせて変えていくことが重要になります。
いかがでしょうか。
施術方法は多岐にわたりますが、症状が出ているところだけをみるだけでなく全体を考慮することが大切なことが分かっていただけたでしょうか。
L.A.整骨院 前橋・前橋大渡院では症状に合わせた施術のために検査を行い最善の道を選択できるようにしております。また手術が必要な場合は提携させていただいている整形外科へ紹介もさせていただいております。
本日もたくさんのご来院ありがとうございました。