整骨院の先生から見た【筋肉の重要性】 | L.A.整骨院

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整骨院の先生から見た【筋肉の重要性】 2023年4月6日

整骨院の先生から見た【筋肉の重要性】

皆さん、こんにちは！
前橋L.A.整体･整骨院です。

皆さんは、筋トレや運動はされていますか？

筋トレや運動をするのは

　　　　↓
＊体重を落としたい
＊腹筋を割りたい
＊健康的になりたい
＊ストレス発散になる　　など

目的はさまざまだと思います。

最近は健康志向の人が増え、スポーツをしたり、ジムに行ったりと日常的に運動をする人が以前より増えてきています。
街中でも、ウォーキングやランニングをしている人をたくさん見かけますよね。
ですが、なかには運動をしたくても仕事や家事が忙しく、時間がとれないという人も多いかと思います。
また、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動はするけど、筋トレはしないという人も少なくありません。

健康的な生活を送っていくためには、『運動』とともに『筋力トレーニング』をしてあげることがとても重要です。

今回は『なぜ筋肉を鍛えたほうがいいのか？』について詳しくお話させていただきます！

筋肉に欠かせない栄養素『タンパク質』についてはコチラをお読みください。

●筋肉とは？

『筋肉』は、体のさまざまな器官を動かす働きをしています。
体には、大小合わせて640個もの筋肉が存在しており、生命活動を維持する上で重要な役割を果たしています。
運動をする時だけではなく、日常生活全般の動作、心臓や内臓の働きにも関わるとても重要な器官です。

『筋肉』は、『筋繊維』という繊維がたくさん組み合ってできています。
この筋繊維の構造や働きの違いによって、筋肉は『骨格筋』、『平滑筋』、『心筋』の3種類に分類されます。

【骨格筋】･･･骨格筋とは、骨格に沿って付いている筋肉のことです。
骨格筋が伸び縮みすることで、体を動かしたり、支えたりすることができます。
腹筋や背筋、腕や足の筋肉など、筋肉全体の約40%を占めています。
また、骨格筋は自分の意思で自由に動かすことができ、運動をすることで増やすことができます。

【平滑筋】･･･内臓や血管の壁にある筋肉のことです。胃や腸を動かして消化を助けたり、血管を伸び縮みさせ、血流を良くしたりしています。
骨格筋のように、自分の意思で自由に動かしたり、止めたりすることはできません。

【心筋】･･･心臓を動かしている筋肉のことです。心臓全体が、筋繊維の網目のようになっています。
死ぬまでの間、自分の意思とは関係なく、規則正しく動き続けます。

●筋肉の役割

筋肉には、たくさんの役割があります。

1つ目は【体温調節、代謝アップ】です。
骨格筋は、体温を維持出来るように熱を作りだしています。
寒い時に体が震えるのは、脳の命令によって筋肉を震えさせたり、血管の収縮を行なうことによって体温を調節しているからです。
また、筋肉が多いと、たくさんの熱を作りだせるので代謝がアップし、脂肪が燃えやすくなります。『メタボリックシンドローム』などの生活習慣病の予防や体質改善にも繋がっていきます。

2つ目は【血液循環の補助】です。
血液は、心臓から押し出され全身を巡ってまた心臓に戻っていきます。
この時、心臓から離れていくほどに血液の勢いが弱くなり、血流が悪くなってしまいます。
筋肉には、『筋ポンプ作用』といわれる作用があり、筋肉を収縮することで血管を圧迫し、血液を押し上げて心臓に戻す助けをしています。
特に、心臓からもっとも遠い足から血液を心臓に戻すのが、ふくらはぎの筋肉で、『第二の心臓』とも呼ばれる重要な筋肉です。

3つ目は【体を動かす、姿勢維持】です。
骨格筋は、骨を繋ぐようについており、伸び縮みすることで体を動かし、日常生活全般の動作を行なっています。また、関節を安定させ姿勢を保っています。

④4つ目は【外部刺激からの保護】です。
筋肉が体を覆っていることで、内臓や骨、血管などを外部の衝撃から守っています。

5つ目は【骨を強くする】です。
筋肉が動くことで、骨をつくる『骨芽細胞』に刺激を与えることが出来ます。
これにより、骨の密度が増して強くなります。

6つ目は【免疫力を上げる】です。
リンパ球などの免疫細胞を活性化する『グルタミン』は筋肉内に多く蓄えられているので、筋肉量が増えると免疫力が向上します。

7つ目は【水分を蓄える】です。
筋肉は、体の中で1番多く水分を保持しています。体内の総水分量は成人男性で60%、女性で55%となっており、筋肉量の多い男性の方が水分量も多くなっています。
筋肉量が少ない人は、水分を体に蓄えることが難しく脱水症状を引き起こしやすくなります。
高齢者に熱中症が多いのもこれが原因の1つです。

●筋トレのメリット

筋トレをして得られるメリットはたくさんあります。

1つ目は【体力･持久力の向上】です。
筋トレによって筋肉量が増えると、血行が促進され、体中に栄養を素早く送り届けることが出来ます。これにより、体が疲れにくくなり、回復も早くなります。

2つ目は【健康維持･増進】です。
筋トレによって血行を促進することで、血行不良が原因となる冷えや肩こりなどが改善されます。また、筋肉でしっかりと体を支えることができるようになるため、姿勢が良くなったり、足や腰にかかる負担が減り、腰痛や膝痛などを改善することができます。

3つ目は【睡眠の質の向上】です。
筋肉に刺激を与えることで、成長ホルモンの分泌を促すことが出来ます。これにより、眠りが深い状態の『余剰睡眠』の時間が増え、睡眠の質を向上させることができます。
睡眠の質が高いと疲れが取れ、眠気が来なくなり、仕事や勉強に集中することが出来ます。
また、しっかりとした睡眠がとれると、筋トレで損傷した筋肉を修復する機能が高まり、トレーニングの効果が出やすくなります。

4つ目は【ダイエット効果】です。
筋肉量が増えると基礎代謝量が増えるため、同じ運動をしていても、より多くのカロリーを消費することが出来るようになります。
そのため、脂肪燃焼効果や引き締め効果が高まり、太りにくい体質になっていきます。

5つ目は【ストレス解消】です。
今まで出来なかったトレーニングが出来るようになったり、キツいトレーニングが終わったあとは、いい意味での疲労感や達成感があり、ストレスの解消に繋がります。
また、仕事や育児疲れなどの気分転換にもなります。

6つ目は【美容効果】です。
筋トレによって筋肉量が増えて血行が促進されると、皮膚のターンオーバーが正常になり、肌のキメが整ったり、血色が良くなったりするなどの美肌効果があります。
また、筋トレをしている人は、していない人に比べ、心身共に若々しい人が多いです。

7つ目は【自信がつく】です。
筋トレをすると、見た目が変わったり、健康的になるなど、目に見える変化を感じることができます。
また、1つのことを長く続けるということは、自分自身の精神力も高めていくことができ、自信に繋がります。
自信が持てるようになることで、物事を前向きに捉えられるようになったり、自己肯定感が上がるなど、精神的にも良い影響があります。

●筋トレの頻度

筋トレをあまりやったことがない人は、週3回程度から始めるのがおすすめです。
筋トレをすると、筋肉を作っている筋繊維が一時的に破壊された状態になります。
この状態からしっかりと休息や睡眠を取ることで、48時間程度かけて体を回復させていく『超回復』が起こります。
それと同時に、タンパク質による筋繊維の修復が行われ、筋肉が強く太くなっていきます。
なので、毎日同じ部位の筋トレをしても、効率良く筋肉をつけていくことが出来ません。
また、毎日やるということが習慣になっていないうちから頑張りすぎてしまうと、筋トレをすることがストレスになってしまい、長続きしなくなる可能性があります。
筋トレに慣れるまでは週3程度で行ない、慣れてきて毎日出来そうな人は、鍛える部位を日ごとにローテーションしてトレーニングをしてあげると、効率よく筋肉をつけていくことが出来ます。

また、ダイエット目的で筋トレを始める人は、ウォーキングや軽いランニングやバイク、水泳などの有酸素運動を組み合わせて行なうのがおすすめです。
筋トレ後は、血行が促進され脂肪を燃焼しやすくなっているので、高いダイエット効果が期待できます。